本書は平成10年に発見された深谷伊三郎先生の未発表の原稿です。全体の構成は4つの章からなり、第一章の「灸は何故きくか」は既刊の他書にも類似の記述があって特に目新しいものではなく、現在では引用されている資料がいかにも古く感じます。
第二章は「圧戟器の効用」であり、旧版・『お灸で病気を治した話』補遺編の「灸の特効性」に掲載されている項目とほぼ同内容です。
第三章は「圧戟器の実際=灸熱緩和器の使用法」で、感冒や肩こりの例をあげて圧戟器の使用法を詳細に述べ、数例の圧戟器使用の臨床例が記述され、深谷灸法の重要な技法として価値があります。
第4章は「経絡と経穴」であり、これも要約された文が旧補遺編の「灸の特効性」の一項目として掲載されています。
第二部は新間英雄先生による深谷灸法実技の解説や追試例が掲載されています。
灸法臨床研究会主催の「深谷灸法勉強会」の公式テキストとしても使用されています。
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